現在放送中の沢村一樹主演ドラマ『ブラック・プレジデント』のヒロイン役、黒木メイサに単独インタビューを行い、“ブラック企業”の社長・三田村を主人公にした話題作出演への思いから、現場の様子、また10年となる女優業についても聞いた。
一見、お堅い社会派ドラマを想像しがちな本作。だが、実のところ主人公・三田村のキャラクターも含め、軽いノリで楽しめる要素が強く、これは黒木も意外に感じたことだった。
「企画を聞かせてもらったときは、ブラック企業の社長が主役で大学に通う? 一体、どう描くんだろう。シリアスになるのかな、なんて思っていたんです。
でも出来上がった脚本を読んでみたら、とてもおもしろい描かれ方になっていて。さらに現場に行ってみたら、沢村さんの三田村社長がグイグイ飛ばしていて
ビックリしました(笑)」と吐露。確かにブラック企業との言葉とは裏腹に、先週放送された第1話からすでに笑える箇所が満載のドラマなのだ。
黒木が扮するのは、三田村が社会人入学して学ぶ経営学の新米講師・杏子役。「三田村さんと接するとき、最初はいかにも講師っぽく接するんです。杏子は三
田村が入部する映画サークルの先輩でもあるんですが、後輩たちに先輩と慕われたときは、先輩面をする。そこに嬉しさを感じている部分もある」と続け、今
回、自身でプチテーマを持っているとも。
「杏子は、しっかりしようとしているんだけど、ちょっと抜けているところがある。プライドと自信の無さを両方持った女性でもあります。彼女の言葉を通し
て、働く女性の代弁ができたら、そして働く女性のアンバランス感みたいなものも出せたらいいかなと」と抱負を語る。こうしたアンバランス感というのは、世
の中の女性が普通に抱えているもの。実際、杏子は同世代の女性たちの共感を呼ぶキャラクターに映る。女優・黒木が見せる新しい一面でもあるだろう。
また本作では三田村の“ブラック語録”が幾度となく登場。これに黒木は「別に突拍子もないことを言っているわけではないと思っています。それを社員たち
に強要するのは違うのかもしれませんが…。ただ、私自身、世代的にはいわゆる“ゆとり世代”かもしれませんけれど、15歳からこの仕事をしていることも
あって、どちらかというと、三田村側なんです。正直、聞いていて気持ちがいいですもん(笑)。もともとおばあちゃん子だし、年齢よりも中身は年取ってるん
ですよ(笑)。三田村さんにはブラックぶりをさらに発揮してもらいたいですね」とリクエスト。
つかこうへいの舞台に初出演にして主役を務めてから10年。「私は本当に人との出会いに恵まれていたんだと思います。でも人見知りが強くて。今はいろん
な人の話を聞くのが楽しい。昔とは変わりましたね。沢村さんにも自分から話しかけに行けますから(笑)」と笑顔を見せた。
その沢村には「誰に対してもフィルターを掛けずに接してくださる。常にあのまんまの方(笑)。学生役の子たちとも、同級生のように話してますね(笑)」
とステキな人だと好印象。最後に「本当に現場が楽しいし、ストーリーがどんな風に進んでいくのか、私自身、とても気になっています」と作品への期待を寄せ
た。taobao
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